第
105
期 中間業績のご報告
平成24年4月1日〜平成24年9月30日株主の皆さまには、平素は格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
第105期中間期(平成24年4月1日から平成24年9月30日まで)の業績をとりまとめ ましたので、ご報告申し上げます。
当中間期における売上高は、主に東日本大震災からの復興需要や北米・アジアの 好調な自動車市場に牽引され、前年同期に比べ増収となりました。利益につきましても、 売上変動・構成変化などにより、前年同期に比べ増益となりました。
このような事業環境のなか、当社ではお客様のニーズに応えるべく、四輪車用ショック アブソーバでは乗り心地と操縦安定性を両立させた「S-SEES」を開発し、上市いたし ました。当社が長年培ってきた、フリクションコントロール技術を駆使して、微振動 領域での荷重の立上り特性を改善し、車両の動きを抑え、乗り心地とハンドリングの 性能向上を高い次元で両立させることを実現しました。
また、インドネシアにおいて、今後インドネシアを含むアセアン地域などでは、 四輪車用駆動ギヤ部品の需要拡大が期待されることから、当年7月に新会社を設立 いたしました。平成25年6月からの生産開始に向け準備を進めております。
なお、中間配当につきましては、1株につき11円の予定としておりましたが、長期的な 視点に立ち、今後の事業展開と連結業績などを総合的に勘案し、株主の皆さまの ご支援にお応えするべく、1株につき12円とさせて頂きます。
当期の期末配当予想につきましても、1株につき11円としておりましたが、12円と させて頂く予定です。これにより、当期の年間配当金は1株につき24円となり、前期から 14円の増配を予定しております。
株 主 の 皆 さ ま に お か れ ま し て は 、今 後 と も ご 支 援 を 賜 り ま す よ う よろしくお 願 い 申し上 げます。
平成24年11月 取締役社長
中間連結業績の概況
当社グ ル ー プでは、二輪車用製品の 販売は、主に ブ ラジ ル および インドネシアにお ける金融規制の 影響により減少しましたが、四輪車用製品の販売は、 主に日本に お ける震災から の 復興需要や エコカ ー 補助金による需要の増加および北米やアジアにおける 好調な 自動車市場に 牽引さ れ 増加し、売上高、利益 ともに前年同期を上回りました。
通期(平成24年4月1日か ら 平成25年3月31日 までの12ヶ月間)の連結業績予想は、東日本大震災や タイの洪水の影響からの回復が見込まれるものの、 下期における中国での得意先の生産・販売の減少に よる影響などが懸念されるため、以下のとおり平成24年 7月31日公表の業績予想を修正しています。
なお、為替レートは、通期平均で、1米ドル=79円を 前提にしています。
売上高
1,209億5千2百万円
(前年同期比 19.6%増)
営業利益
73億5千3百万円
(前年同期比 230.6%増)
経常利益
74億7百万円
(前年同期比 201.6%増)
四半期純利益
49億9百万円
(前年同期は四半期純損失 8億4千7百万円)
売上高
2,330億円
(前期比 7.9%増)
営業利益
125億円
(前期比 66.5%増)
経常利益
130億円
(前期比 77.4%増)
当期純利益
70億円
(前期比 174.6%増)
当中間期の状況
中間連結業績
通期連結業績予想
売上高
単位:百万円 単位:百万円 単位:百万円
単位:円 単位:百万円 単位:円
中間(当期)純利益 営業利益
株当 中間(当期)純利益 純 株当 純
884.61 928.51 207,657
233,381
118,780
101,150 215,889
120,952 233,000
し
92.15 し
2,549 4,909
93,698
8,593 122 180
847
4,496
113.11 1.62 2.37
11.16
59.19
2,370 8,895
4,666
4,161
85,054
82,753 81,010 83,243
929.52 892.75 2,224
7,507 7,353 12,500
し
7,000 し
33.57 64.63
し
中間連結業績の概況
※売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでいます。
セグメント別業績
二輪・汎用事業
27.7
%
売上高 395億5千7百万円
売上高 487億2 千 万 円
営業利益 18億4千1百万円
売上高 95億9 千 万 円
営業利益 5億5千4百万円
売上高 449億4千3百万円
営業利益 38億3千2百万円
営業利益 9億5千1百万円
(前年同期比 3.6%減)
(前年同期比 39.5%増) (前年同期比 21.6%増)
(前年同期比 24.6%減)
(前年同期は営業損失15億2千3百万円) (前年同期は営業損失16億2千2百万円)
ステアリング事業
31.5
%
四輪事業
34.1
%
ガススプリング事業・その他
6.7
%
(前年同期比 30.8%増) (前年同期比 228.2%増)
セグメント別売上高
合 計1,428
億1
千1
百万円期
中間期 中間期期 中間期期 中間期期
売上高 営業利益
期
中間期 中間期期 中間期期 中間期期
売上高 営業利益
期
中間期 中間期期 中間期期 中間期期
売上高 営業利益
期
中間期 中間期期 中間期期 中間期期
売上高 営業利益
流動資産
主に有価証券、商品及び製品、原材料及び貯蔵品の 減少により、前期末に比べ30億9千3百万円減少しました。
固定資産
主に有形固定資産の減少により、前期末に比べ20億 9千7百万円減少しました。
流動負債
主に短期借入金の減少により、前期末に比べ40億 3千万円減少しました。
固定負債
主に長期借入金の減少により、前期末に比べ33億9千 3百万円減少しました。
純資産
主に利益剰余金の増加により、前期末に比べ22億3千 3百万円増加しました。
資産、負債、純資産の状況
当中間期末の総資産は、1,503億4千9百万円となり、 前期末に比べ51億9千1百万円減少しました。
中間連結貸借対照表(要旨)
期別 科目
前期末に係る 要約連結貸借対照表
(平成24年3月31日)
当中間期末
(平成24年9月30日)
資産の部
流動資産 84,559 81,465
固定資産 70,981 68,883
有形固定資産 57,411 54,956
無形固定資産 1,763 2,182
投資その他の資産 11,805 11,744
資産合計 155,540 150,349
負債の部
流動負債 53,136 49,105
固定負債 21,393 17,999
負債合計 74,529 67,105
純資産の部
株主資本 78,542 82,748
資本金 12,698 12,698
資本剰余金 13,455 13,455
利益剰余金 52,440 56,647
自己株式 △53 △53
その他の包括利益累計額 △11,340 △12,212
少数株主持分 13,808 12,707
純資産合計 81,010 83,243
負債純資産合計 155,540 150,349
単位:百万円/未満切捨
中間連結損益計算書(要旨)
中間連結キャッシュ・フロー計算書(要旨) 期別
科目 自 平成23年4月 1 日前中間期 至 平成23年9月30日
当中間期
自 平成24年4月 1 日 至 平成24年9月30日
売上高 101,150 120,952
売上原価 88,556 102,242
売上総利益 12,593 18,710
販売費及び一般管理費 10,369 11,356
営業利益 2,224 7,353
営業外収益 1,197 784
営業外費用 966 730
経常利益 2,455 7,407
特別利益 70 378
特別損失 348 391
税金等調整前四半期純利益 2,178 7,394
法人税等 1,529 1,959
法人税等還付税額 − △1,051
少数株主損益調整前四半期純利益 648 6,486
少数株主利益 1,495 1,576
四半期純利益又は四半期純損失(△) △847 4,909
期別 科目
前中間期
自 平成23年4月 1 日 至 平成23年9月30日
当中間期
自 平成24年4月 1 日 至 平成24年9月30日
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,304 12,657 投資活動によるキャッシュ・フロー 417 △2,847 財務活動によるキャッシュ・フロー 1,907 △8,494
現金及び現金同等物に係る換算差額 △303 △171
現金及び現金同等物の増減額 5,325 1,144
現金及び現金同等物の期首残高 12,846 20,618 連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 − △119 現金及び現金同等物の四半期末残高 18,172 21,643
単位:百万円/未満切捨
単位:百万円/未満切捨
(
)
(
)
(
)
(
)
営業利益
為替影響や労務費の増加などがあったものの、売上変動・ 構成変化や 原価低減効果などにより、前年同期に 比べ 51億2千8百万円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フロー
主に税金等調整前四半期純利益の増加、たな卸資産の 減少により、営業活動で得られた資金は前年同期に比べ 93億5千3百万円増加しました。
投資活動によるキャッシュ・フロー
主に投資有価証券の取得による支出の増加により、投資 活動で使用した資金は前年同期に比べ32億6千4百万円 増加しました。
財務活動によるキャッシュ・フロー
主に短期借入金および 長期借入金の 減少により、財務 活動で使用した資金は前年同期に比べ104億2百万円 増加しました。
キャッシュ・フローの状況
四輪車において、スズキ株式会社様の「ワゴンR」にショックアブソーバとガススプリングが採用されました。 また、本田技研工業株式会社様の「N-ONE」にショックアブソーバ、デファレンシャルギヤ、プロペラシャフトが 採用されました。
拡販(新規/継続採用)
トピックス
▶ワゴンR
▶N-ONE
乗り心地と操縦安定性を両立させた四輪車用ショックアブソーバ「S-SEES」を開発し、上市 いたしました。
当製品では、部品材料等の組合せ試験を繰り返し、要素技術を駆使して摺動部品を 全面改良し、微振動領域において荷重がより早く立上る特性を見出しました。これにより、 路面の荒れ等による振動を効率よく吸収し、コーナリングにおける車体の無駄な傾斜を 抑え、運転者の意図した操作に忠実に反応する機敏さを備えています。
当製品は、「北米向け新型ホンダアコード」と「新型スバルフォレスター(一部グレード)」に 採用されています。
平成24年7月、インドネシアにおいて、子会社「P.T.SHOWAAUTOPARTSINDONESIA(以下SAI)」が設立されました。 現在、同国のP.T.SHOWAINDONESIAMANUFACTURINGでは二輪車用・四輪車用ショックアブソーバおよび四輪車用 駆動ギヤの製造・販売を行っておりますが、今回四輪車用駆動ギヤを分離独立させ、SAIで製造・販売し、インドネシアを含む アセアン地域などへの四輪車市場において、拡販活動を展開してまいります。
所在地 インドネシア、ジャカルタ
資本金 約15.4億円
敷地面積 約25,000m2 建屋面積 約3,000m2
生産能力 約24万台/年
操業開始 平成25年6月(予定)
インドネシアに新会社を設立
◆SAI概要 ◆SAI社屋(完成イメージ)
◆富士山新五合目
◆鬼怒川河川敷
当社では、ショーワフィロソフィーの行動規範に 基づき、社会から「存在が期待される会社」を目指し、 社会貢献活動の 一環として 清掃活動を 展開して おります。
7月に は 富士山新五合目の 登山口周辺の 清掃 活動、10月には鬼怒川河川敷(栃木県)と遠州灘海岸 (静岡県)の清掃活動を実施いたしました。
代表取締役 取締役社長 北條 陽一
代表取締役 副社長執行役員 平井 健之
代表取締役 専務執行役員 門屋 彰 取締役 常務執行役員 平田 肇 取締役 常務執行役員 杉野 光生
取締役 執行役員 錦織 哲生
取締役 執行役員 杉山 伸幸
取締役 執行役員 祖父江 政春
常勤監査役 青山 哲郎
常勤監査役 佐藤 祐悦
監査役 水澤 恒男※
監査役 三和 彦幸※
常務執行役員 泉名 敦
常務執行役員 長尾 岳
執行役員 小田 輝
執行役員 和田 章
執行役員 大野 兼一
執行役員 松尾 正巳
執行役員 上野 豊
執行役員 河原 修一
四輪車用部品
ボート用部品 二輪車用部品
区 分 主要製品
二輪・汎用事業 トリム、シリンダ、ポンプアンドモータ二輪車用ショックアブソーバ、船外機用パワーチルト
四輪事業 四輪車用ショックアブソー バ、プロペラシャフト、オートマチックトランスミッション部品、デファレン シャルギヤ、その他駆動系部品
ステアリング事業 電動パワーステアリング、油圧パワーステアリング、CVTポンプ
ガススプリング事業・
その他 ガススプリング、自動車販売等
当社の概況
(平成24年9月30日現在)会社概要 主な事業内容
役員
社 名 株式会社ショーワ
(英文表示:SHOWACORPORATION)
設 立 1938年10月28日
主要事業 輸送用精密機能部品の製造、販売
資本金 126億9千8百万円
従業員数 3,213名
ショックアブソーバ
パワーステアリング
デファレンシャルギヤ ガス
スプリング
プロペラシャフト
パワーチルトトリム
駆動系部品
リヤクッション フロントフォーク
( 名 株)
業
( 名 株)
の の
( 名 株)
( 名 株)
の 名 株式
( 名 株)
発行可能株式総数 180,000,000株
発行済株式の総数 76,020,019株
株 主 数 6,898名
株 主 名 持 株 数(株) 出資比率(%)
本田技研工業株式会社 25,447,856 33.48
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4,482,000 5.89
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 2,735,000 3.60
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 2,673,500 3.52
ザバンクオブニユーヨーク
トリーテイージヤスデツクアカウント 2,317,700 3.05
ショーワ持株会 1,756,760 2.31
株式会社三菱東京UFJ銀行 1,291,480 1.70
SSBTOD05OMNIBUSACCOUNT-TREATYCLIENTS 1,208,300 1.59
サンヨー食品株式会社 996,000 1.31
CBNYDFAINTLSMALLCAPVALUEPORTFOLIO 984,200 1.29 ネットワーク
株式の状況 所有者別株式分布
大株主の状況
国内拠点 海外拠点
連結子会社 非連結子会社 持分法適用関連会社
本社 工場
連結子会社 研究・開発部門
連結子会社 非連結子会社 持分法適用関連会社
本社 工場
連結子会社 研究・開発部門
●本社・埼玉工場
●秦野工場
●御殿場工場(第一・第二)
●浅羽工場
●名古屋工場
●4輪開発センター(栃木)
●4輪開発センター(埼玉)
●2輪開発センター(浅羽)
●株式会社九州ショーワ
●株式会社ショーワ精工
●株式会社ホンダカーズ埼玉北
南米
●ショーワ・ド・ブラジル・リミターダ
●ショーワ・インダストリア・エ・ コメルシオ・リミターダ
アジア
●ピー・ティー・ショーワ・インドネシア・ マニファクチャリング
●ピー・ティー・ショーワ・オートパーツ・ インドネシア
●ムンジャル・ショーワ・リミテッド
●ショーワ・インディア・プライベート・リミテッド
●サミット・ショーワ・マニファクチャリング・ カンパニー・リミテッド
●ショーワ・オートパーツ(タイランド)・ カンパニー・リミテッド
●ショーワ・リージョナル・センター (タイランド)・カンパニー・リミテッド
●開発工業股份有限公司
●ショーワ・オートパーツ・ベトナム・ カンパニー・リミテッド
北米
●アメリカン・ショーワ・インコーポ レイテッド
●ショーワ・カナダ・インコーポ レイテッド
欧州
●ニッシン・ショーワ・ユー・ ケー・リミテッド
中国
●広州昭和汽車零部件有限公司
●上海昭和汽車配件有限公司
株 主 通 信
〒361-8506 埼玉県行田市藤原町1-14-1
事業年度 毎年4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会 6月
期末配当金
受領株主確定日 3月31日 中間配当金
受領株主確定日 9月30日
基準日 定時株主総会については3月31日。
その他必要があるときは、あらかじめ 公告いたします。
公告方法 電子公告により行います。ただし、事故
その他やむを得ない事由によって電子 公告による公告をすることができない 場合は、東京都において発行する日本 経済新聞に掲載して行います。
公告掲載URL
(http://www.showa1.com)
株主名簿管理人
特別口座 口座管理機関 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号三菱UFJ信託銀行株式会社
同事務取扱所
(お問合せ先) 〒137-8081 東京都江東区東砂七丁目10番11号 三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
フリーダイヤル 0120-232-711
単元株式数 100株
証券コード 7274
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